複数積層構成FBBM
- 利用法
- コマンド
- C:\> mfbbm : 対話式の入力によって,2つの積層板の全積層数,応答曲面ファイル名,オプションを指定する.
- C:\> mfbbm num_ply1 num_ply2 num_rsfile : オプションは自動的に-bのみ
- C:\> mfbbm [-option] num_ply1 num_ply2 num_rsfile : オプションは“-”以下に必要なだけ繋げる.
Manual of extended FBBM for multiple stacking sequences
複数積層構成FBBMは,2つの積層構成を同時に最適化するソフトである.altとiterの2種類のアルゴリズムがある.altは交互法(alternating),iterは反復法(iterative).計算時間はiterが格段に少ない.
利用法はFBBMとほとんど同様である.ここでは,利用法の概略と複数積層構成最適化用の応答曲面のフォーマットについて説明する.
最適化アルゴリズムは論文を参照
M. Sekishiro and A. Todoroki, Extended Fractal Branch and Bound Method for Optimization of Multiple Stacking Sequences of Stiffened Composite Panel, Advanced Composite Materials,15-3, (2006), 341-356.
応答曲面フォーマットはフラクタル分枝限定法ソフトウェアパッケージ(解説)を参照.
複数積層構成FBBMでは,上記引用文の,V3, V4, W3, W4の欄を,2つめの積層構成のV1, V2, W1, W2の入力欄に利用する.つまり,
00000001 → V11 |
00000010 → V21 |
00000100 → V12 |
00001000 → V22 |
00010000 → W11 |
00100000 → W21 |
01000000 → W12 |
10000000 → W22 |
ここで上付きの添え字は積層構成の番号を表す.
そのため,最大で8変数45係数の応答曲面となる.
コマンドの入力例を以下に示す.mfbbmはfbbm_iterもしくはfbbm_altを表す.
例: C:\> mfbbm 10 16 sample(.rs)
例: C:\> mfbbm -bf 10 16 sample(.rs)
オプション(バランスルール,4層ルールは2つの積層構成両方に適用される)
r : round robin search (FBBではなく)総当り探索を実施
b : balance rule (default) バランスルール(デフォルト)
n : non-balanced laminate バランスルールの適用中止
f : 4-ply rule 4層ルール
p : set ply number of each orientation 各繊維配向角の総数を固定して探索